9)ケンぴょんさんの変化(東京都 男性 セミナー講師)

脱サラし、ライフワークをスタートさせたものの失敗。 やむなく再就職し、リベンジをかけメンプロ(第1期)に参加。 初のセミナーで申込み殺到。高額のものまで申込みが入るようになった、ケンぴょんさんの事例。

けんぴょんさんは、「クォンタムタッチ」という
エネルギー・ヒーリングという手法を使って、
人を癒す仕事をしています。

元々は、大学時代、大好きな物理を専攻、

自ら「クォンタムタッチ」で救われた経験もあって、
この仕事をライフワークにしたい──と思い始めます。

しかしながらセミナー講師をしたのはわずか1度だけ。

メンプロに申し込んだ時点では、ホームページもチラシも、
できていませんでした。

またセミナーも主催でやるのは初めて、ということもあって、
何をどこから手を付ければ良いか、わかりませんでした。

そんな中、私たちの元に彼はやって来ました。
 

 
◆けんぴょんさんのこれまで

けんぴょんさんはこれまで、私たちのセミナーやコンサルには、
参加したことがありませんでした。

CDを聴き続け、小冊子やメルマガなどを読みながら、
ご自分のデビューの時期を伺っていたようです。

1度は会社を辞め、ライフワークを立ち上げようとして失敗。

再び就職をし、準備を整えてからのスタートです。

彼が相談にやって来たときの状態は、

1)(相談当時の)HPが未完成
2)募集をかける媒体がない
3)講師経験が無い

という無い無い尽くしの状態でした。

そんな状態でデビューをしようというのですから無謀と言えば無謀。

いまでこそ、言えますが、ご相談があったときは、
「あまりにも先のことを考えてないと思われる状態」でした。

・・・と言うのも私たちでさえ、

1)ブログで3年、ホームページで3年告知、メルマガ経験は6年
2)メルマガ読者を中心とするファンづくり
3)7年のセミナーアシスタントによるコーチトレーニングと3年の実践を経て

ようやく確立したのですからね(苦笑)。

一方彼は、それを一気に進めようとしている・・・。

本来なら「ちょっと無謀、まだ時期が早い」と、
止めさせてもいいくらいなんです。

けれども彼は強い想いがあった。
何が何でもという強い想いがあったのです。

それに彼、いい意味であまり深刻に考えないんです。
かえって私たちの方が慎重過ぎかも──と思うくらい(笑)。

それくらい彼、行動を起こすことにブロックが無かったのです。

であれば、私たちがマスターした具体的方法論を教えよう。
そうすればイケるかも知れない──そう思いました。

一方彼も、「私たちが何も無い所から事業を立ち上げて行った」ことに、
共感を覚えての参加だったようです。

では、けんぴょんさんのメンプロ申込み時のメールをご紹介しましょう。
 
 
<メンプロで参加動機と受け取りたいこと:9月5日申込み時>
 
現在、会社員ですが、2回目の起業を何としても成功させたいと思っています。

「エネルギーヒーリング」を中心としたセミナーリーダーになりたいと考えています。
 
人生を変えて行くタイミングで、セミナーリーダーの経験と、 会社員から自営業へ移ることの経験しているメンターを探していました。
 
また、ぼくの今後さらに究めたいライフワークの方向性に、 「エネルギーヒーリング」の願望達成への応用という側面があります。 これも同時に何らかのヒントを受け取りたいと思っています。
  (けんぴょん)
 
 
【解説】

好きなことを仕事にする──言うはやすし、やるは難しです。
実際にやってみるとなかなかうまく行かない。

それは、方法論がわからない上、思うように集客できず、
収益も上がらないからです。

会社を辞めてスタートしてもジリ貧になる。

そういう事例をたくさん見て来ました。

けんぴょんさんの場合、今回は再チャレンジということで、
並々ならぬ意欲を感じました。

1回目と違い、きちんと基盤を確立しながら、
ことを進めて来ました。

しかしまだホームページも殺風景な印象でしたので、
次の点を改善してもらいました。

1)写真の撮り方を変え、見栄えを良くする。
2)理屈っぽい文章をわかりやすくする。
3)他との差別化を図る。
4)得られるメリットを強調する。

これらによって注目されやすくしたのです。

一方、クォンタムタッチに関する理論はしっかりとしていたので、
そこは強くアピールできる部分だからです。

また主婦の知人がけんぴょんさんを手伝ってくれるとのこと。
彼女、宣伝は苦手だけどお手伝いは得意な様子。

そこで「会場取り」から「お菓子・お茶の手配」をお願いすることにしたそうです。

そういうのは、得意な人に任せることですね。
 

 
◆大事なのは内容ではない

けんぴょんさんのセミナーデビューの準備は、
順調に進んでいましたが、
3週間後に控えた時点での集客は2名でした。

その後ホームページを修正したりしていましたが、
思うように集客できず、

八方手を尽くしたように思えた彼は、私たちにメンプロの特典、
「電話コンサル」を申し込みました。

その「電話コンサル」では、次のようなことをコメントしました。

1)集客に目が行き過ぎていること
2)ホームページの修正をする理由を自分の中ではっきりとさせること
3)伝える意味(原点)を忘れているのでそこを思い出すこと。

けんぴょんさんは、「何がなんでもライフワークをうまく行かせたい」
という想いが強かったため、逆にその想いに縛られていました。

「立ち位置」がズレていたのです。

下済みが長かった私たちにすれば、そんなの甘いよ
──とツッコミたいところでもあります(笑)。

けれど、けんぴょんさんには深刻な悩み。
そこから抜け出すために私たちに白羽の矢が立ったのです。

ならば、そんな所で立ち往生させる訳には行きません(笑)。
メンプロの特典、電話コンサルでピンポイントにコーチをしました。

特に3)において、

なぜ、けんぴょんさんがクォンタム・タッチを伝えようと思ったのか?
これが全然伝わって来ない──と私たちは訴えました。
 

 
◆「伝える意味」に目覚めたけんぴょんさん

その後、けんぴょんさんは目覚めます。

自分がなぜ、伝えようと思ったのか?このことを思い出すのです。

それが電話コンサル直後、セミナーを2週間後に控えたメールです。
 
 
ひろさん、れいこさん、おはようございます。
 
電話コンサルの後、気になってる事、たくさんあったので、クリアにして、原点であるラズロの本をパラパラ見ていると、ぼくの原点を思い出してきました。

「connectivity hypothesis」という本が(日本語なし)、論文のような仮説ばかりの本なのですが、ぼくの原点なのです。
 
こんなとこでつまづくはずがないという感じになり、友人にいくつかメールを昨晩送ったら、今朝には、3人も申し込みが入りました(※注1)。

有難うございました。
  (けんぴょん)
 
 
【解説】

経験の無い人によくあることですが、
事業を始める場合、

1)無謀に、やみくもに始めてこけまくる

か、

2)お客さんのことを考え過ぎて伝わらない

ということがよく起きます。

1)は、準備不足が原因ですし、

2)は、立ち位置のズレが原因です。

けんぴょんさんの場合、この時点では2が原因。

いろいろ考える前にまずその仕事の意味がぼやけてしまっていたのです。

そこでそこをもう一度考え直してもらい、明らかにしたという訳です。

いったん明らかにすると強いです。

メッセージが強く発信され、
スピリチャル・マーケティング的に人を呼び込む力となりました(注1)。

このように、自分のライフワークを明確にことばに表すことで、
川が流れるがごとく急ものごとがに進み始めることがよくあります。

逆に言うと、先へ進まないのは、自分の中の意識が、
クリアになっていないから、なんですね。
 

 
◆その後のけんぴょんさん

その後、体験セミナーは大成功。

メンプロ終了後、2度目の開催にもチャレンジ。

するとここで思わぬことに遭遇します。

腕組みをしたしかめっ面の男性がニラミを利かして参加したのです。

そのときの様子をご紹介しましょう。
 
 
<体験セミナー2回目:12月6日のメール>
 
ひろさん、れいこさん

こんばんは。けんぴょんです。ご無沙汰しています。
 
昨日、第二回目のセミナー
「クォンタムタッチ・ヒーリングサークル」を開きました。

内容は、ほぼ前回と同じです。
 
HPが完成したので、HP経由の参加者が多く来てくれて、
人数も8名来てもらえました。

ところが、最前列が腕組み、
ほおづえをする気難しそうなタイプの男性が3人並び、

心理系??の専門家や催眠の専門家?もおられて、
別の話で盛り上がってしまい、
脱線を元に戻すのが、大変でした(^^;;;
 
それでも、最後には、気難しい顔をしていたお一人の方が、
内容について、いろいろと注文されながらも、

「次に進みたいから」と、

1月に予定している「45,000円のセミナーに申し込みたい」と、
言ってくれました。

信じられない展開です(※注2)。
 
ぼくがいままで参加してきたヒーリングのセミナーは、
大抵、女性が過半数を超えていたので、

今回は8名男性、2名女性で、HPの発信のやり方を見直すか、
パワフルな女性に助けてもらわないとといけないのかな??
と考えています。(理想は男女半々です。)

今回は、緊張しました〜〜〜!!!
  (けんぴょん)
 
 
【解説】

体験セミナーの金額が格安だった分、
どの程度のものか見せてもらおう──といった見物客的な参加の方も
おられたでしょうね(笑)。

そのプレッシャーは相当なものだったと予想されます。

けんぴょんさんも汗を拭き拭きやったことでしょう。

ところが思わぬ展開になる。

腕組みをしていたその男性が申し込んで来たのですね(※注2)。

なぜそうなったかと、

1)体験で得られるものがあったこと、
2)理論体系がしっかりしていること、
3)ライセンスの一部が手に入るというメリット

そして

4)けんぴょんさんの人柄。これらが「相乗効果的に」響いたのでしょう。

それもこれも物理が好きなけんぴょんさんが、
クォンタムタッチを自分なりに味付けしていたからです。

だから説得力が増したのです。

また、意見をモノ申す人は、それなりに関心がある──ということ。

自分の疑問を解消したい──という欲求がある。

そこにけんぴょんさんが誠実かつ的確に答えたから結果が出たのですね。

すばらしい。おめでとうけんぴょんさん。
 

 
【まとめ】

最初、けんぴょんさんのお話を聴いたときは、

──いきなりのセミナー・デビューを目指すとあって大丈夫だろうか?

というのが正直な印象でした。

・・・と言うのも「ふつうは、それなりの経験を積む必要がある」
と考えているからです。

しかし、理論と技術は確かなものがあること。お話をして行くうち、
彼の強い熱意が感じられたことから、私たちも「ひと肌脱ごう」と思いました。

長い道のりを越えてきた私たちなら、
けんぴょんさんがたどるであろうハードルのうち、
不必要な苦労を省くことができると考えたのです。

「自動車免許」が誰にでも取れるように、
「必要な手順」を踏んで行けば、ライフワークはきれいに立ち上がります。

そこをけんぴょんさんは見事にクリアしたのですね。

このように彼のライフワークが、早い段階で立ち位置が定まり、
一気に進んで行ったのには、きちんとした理由があるんですね。

それは、仲間の応援に加え、「メンターの視点を得たこと」により、
安心して進むことが出来るのです。

よかったですね。
 
 
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